FX ダマシ 利用

   こんな方におすすめの記事です    テクニカルを使ったFXトレードをやっていて、ちゃんと売買サインがでたのでエントリーしたにもかかわらず「ダマシ」にあってロスカットした経験を持つ人は多いと思います。 せっかくのエントリーチャンスが何の見せ場もなくロスカットになる悔しい思いをする場面ですね。 しかし、ダマシがなぜ起こるか仕組みを理解するとダマシに対する恐怖はなくなり逆にダマシの動きを待ちたくなったりもします。 今回はダマシを理解しFXトレードの武器にする方法をお伝えします。     「 ダマシとはでテクニカルでトレードをする時売買サインがでたものの、そのサインと逆方向に相場が動いていくことを言います。 よくあるのが、ブレイクアウトを狙ったエントリーをしたもののすぐに逆行していくパターンです。  上図のチャートは白いラインのレジスタンスが意識されて抑えられていました。 黄色矢印でレジスタンスを越える動きが確認できたのでブレイクアウトを狙ったロングエントリーしました。 しかし、すぐにレートは戻ってきて今度は逆行していき相場はそのまま下落していきます。 このように、ブレイクアウトのロングサインがでたもののロングの動きは続かず、反対の下落の動きになるのが「ダマシ」の動きになります。    なぜこのような「ダマシ」が起こるのでしょうか？ ダマシが起こる原因が分かれば、事前にダマシを回避しやすくなり、適切な対処もできるようになります。 まずは、だましが起こるメカニズムを理解していきましょう。 ダマシが起こる要因は2つ考えられます。1つずつ紹介していきます。   1つ目はヘッジファンドによる仕掛けという考え方です。 FXはゼロサムゲームと言われています。 ゼロサムゲームとは参加者全員の得点の合計が0になるという意味で、相手の利益を奪い合うということです。 FXはトレーダー同士が利益を奪い合って成立しています。 含み益を出しているトレーダーがいる裏では含み損をだしているトレーダーもいるということになります。つまりFXはトレーダー全員が勝つことはありえません。 そして このような仕組みを利用して、大量の資金で運用しているヘッジファンドはわざとロスカットを誘発させ相場に大きな動きを作るのです。これがダマシになります。   もう一つの考え方はブレイクアウトで利確が入ったという考え方です。 だましが起こる場所は多くのトレーダーが注目しているレートになります。 注目レートを抜いたことで逆ポジションを持っていたトレーダーのロスカットが入りレートは一気に動きます。  利確をしたことでブレイクアウトしたレートは戻ってきます。 ここで先程のブレイクアウトの動きをきっかけとした新規ポジションが入ればトレンドが出て順行していくのですが、新規のポジションが入らない場合はトレンドがでません。 トレンドが出ないことが確認されるとポジションを持っていた人の利確やロスカットがさらに入りレートがどんどん逆行していきます。 このようにしてダマシの動きが出来上がるのです。  実際のチャートで表すとこのような形ですね。注目レートを越えるロスカットの動き、買いが継続しないことによる下落の動きがわかると思います。     FXのダマシがどういうものかわかったところでダマシが出たらどのようにすればいいのでしょうか？ ここからはダマシに対する対処法について解説していきます。   まずは、だまし自体にあわないようにする為の対処法を紹介します。 どんな熟練のトレーダーでも1   1つめは相場の環境認識をしっかりすることです。 これはダマシに限ったことでなくFXをやるうえで非常に重要なことになります。 相場が今上がろうとしているのか下がろうとしているのかを各時間足のチャートを見て見極めるのです。 環境認識はダウ理論を用いてされることが多いです。環境認識のやり方については下記の記事をご覧ください。  相場に流れがある場合は逆の方向の動きにはついていかず様子を見ることで回避率が上がります。   2つめは相関関係のある通貨ペアを一緒に監視することです。 例えばドル円だったらユーロドル、ユーロ円が相関関係にあります。 ドル円とユーロドルは逆の動きをすることが多いのでユーロドルに逆の動きが確認できる時だけエントリーをするというやり方です。   3つめはブレイクアウトの動きにはついていかず、押し目買い・戻り売りの形を待ち、ブレイクアウトが出たら下位足の動きを確認し下位足に転換の動きが見られるときにエントリーする方法です。  前項でだましに合わないためにやれることを説明しました。 だましを100％回避できるわけではありませんが回避率は上がると思います。 しかし回避を目指すことが本当にいいとは限りません。  だましは市場参加者が注目しているレートで起こるので動きが出やすくなります。 前項の説明はエントリーを見送る説明ですが、だましの動きがでなければただエントリーチャンスを見送ったということになってしまいます。 慎重になってに消極的になるより、だましに合うのは仕方ないとして、適切なロスカットをし次のエントリーを待つ方がトータルで考えたらうまくいくでしょう。  だましの動きは市場参加者が注目しているから起こると説明しました。 ということは  という認識を持つべきです。 先程、だましが起こる原因の一つにヘッジファンドが相場を動かそうとしているという説明をしました。 その動きを捉える事ができれば大きな利益を生むことができます。  具体例として実際のチャートを見てみましょう。 緑の枠で出来たレンジが黄色丸で下にブレイクしました。 しかし下落は続かずだましの動きになりました。このだましをきっかけに上昇トレンドが発生しその後相場は大きく上昇していくことになります。 ロスカットの動きとヘッジファンドの仕掛けが出たことで相場の方向が決まりその後大きく動いたのがわかると思います。 このようにだましは相場が動くきっかけをもたらします。    ダマシの動きがどのようなものでなぜ起こるか理解できたでしょうか？ FXトレードをしていればダマシに遭うことは仕方のないことです。 誰しも「ダマシ」にはあいたくないと思いますが、だましが出ることによってチャンスが生まれることもわかっていただけたと思います。 ダマシを恐れることなく挑戦し適切なロスカットをすることで大きな利益に繋がっていくことでしょう。     fxにおいて最も重要なことは市場心理、すなわちプライスアクションを知ることです。ローソク足のプライスアクションを知ればこれからの値動きが手に取るように分かります！今回はローソク足の最強プライスアクションについてご説明します！

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